いなづみ眼科について
霰粒腫(さんりゅうしゅ)について
霰粒腫はどんな病気?
屈折異常解析装置 RT-6000
トーメー社製
霰粒腫はまぶたにできるできもの(腫瘍)で、良性腫瘍です。これは、目に油を補給するマイボーム腺という管(くだ)が先でつまり、出られない余分の油が途中でたまっている状態です。
多くの場合結膜炎を合併して化膿することもありますので、目薬で炎症を抑える治療が第一となります。
それでも大きくなったり、化膿がひどくなったった場合は手術となります。
手術について
手術は麻酔をしたあとまぶたを裏返し、結膜(赤目)の方からメスをいれて中の油を掘り出します。通常、油を包む膜は厚くなっていることが多く、手術後にも若干の違和感はあります。
手術の後は感染を防ぐ目薬をさして経過を見ます。
再発について
ガン年齢といわれる方で、再発を繰り返す場合、悪性腫瘍の可能性があります。
その場合は病理組織検査といって、とったできものを染めて顕微鏡で見ることで悪性がどうかを判断します。
なお悪性である場合はまぶたを含めての拡大手術が必要となる場合があります。